これまでにPart1,Part2と記事を分けて刺繍糸の管理について書きました。
改めて、今回の糸パネルは刺繍糸(ソフテーヌG)を一面に陳列するための記事となります。
構想として移動できる糸パネルを作る、としていたのでいわゆる会議室にあるホワイトボードのようにパネルに足を本付けて、脚にキャスターを付けるという考えです。こうすれば工房の模様替えやイベント時に持ち出したりなど汎用性が高いと考えました。
部材リスト(6アイテム)
部材は大きく分けて6つ使用しています。それぞれご参考下さい。
有孔ボード
実際に製作した糸パネルのサイズは以下のようになります。リンク先は参考購入サイトです。価格の高低差を全てを把握しておりませんので、あくまでも参考程度にお願いします。
900mm x 600mm
横に12個、縦に8個の糸を陳列できます、合計96個の糸(ソフテーヌG)を一覧で管理できるようになります。
- 購入先はこちら → 有孔ボードナチュラル木目 (900x600x5.5mm) P25
上記の有孔ボードのメリットは連結できる点です。これは横や縦にあと数センチ、あと3穴だけ増やしたい、でもそのサイズがない、となった場合に効果を発揮します。実際に後日の記事に書きますが、サイズを拡張することになっています。
なお有孔ボードには25mmと30mmのピッチがありますが、25mmをお勧めします。リンク先は25mmピッチです。なので下記に続くパーツなども全て25mmピッチに統一しています。
フック
ソフテーヌGには15cmのフックを96本購入します(実際は10本ずつの10セット、100本)
ちなみにソフテーヌGは107本現存しています。96本にしたのは1面に陳列する最大数だったためです。
フックの先端が上にちょっと上がっているので、落ちにくく、取りやすいです。ストレートのフックよりこちらの方が良いと感じました。サイズも15cmだと使いやすいです。
- 購入先はこちら → 【10本】有孔パネル用フック(直径4mm) 黒〔ストエキオリジナル〕
100円ショップでも有孔ボードパーツは購入できますが、100本クラスになるのであれば、1個100円よりも上記のストアなどからの方が結果的にコストダウンできると感じます。
有孔ボード取付用金具(ネジ)
意外と盲点になりがちなのが、このネジ、スペーサーです。有孔ボードは穴に金具やパーツを入れて引っ掛けるので、有孔ボードを壁にぴったり取り付けてしまうと、この穴に金具などを通すスペースがなくなってしまうので、穴全てが有効活用できません。代用品などもあるとは思いますが下記に購入したネジを記載します。
- 購入先はこちら → 有孔ボード専用浮かせ取付ビス
こちらは2セットを購入しています。2本の2x4材で支えるので、1本につき6本のネジを付けてスペースを開けます。取付位置は画像を参考にして下さい。フックに干渉しないように気をつけてください。穴が埋まってしまいます。
2x4材
安価な2x4材をカットして利用しています。必要なサイズは下記を参考にしてください。1550mmとしたのは、ミシンの後ろに置いた場合にちょうど良いサイズであったためです。当店の業務用ミシンの高さは全て750mmに合わせています。女性などは700mmで使っている方もおられますので、もし当店のようにミシンの後ろに置く場合は各自の使いやすいサイスを割り出して下さい。
購入先は近隣のお住まいホームセンターなどが良いと思います。
バリがある場合にはサンダーをかけたり、お好みのカラーを塗ったりなどは好みに応じてカスタムして下さい。当店では塗装せずサンダーのみかけています。
脚 1550mm x 2本
この脚2本を有孔ボードパネルに取り付けます、ネジを忘れないようにして下さい。
キャスター脚 500mm x 2本
上記には目安なので600mmにしても良いと思います。
キャスター
こちらも2x4材をホームセンターで購入する際に一緒に購入して下さい。左右2個ずつになるので、合計4個となります。
2x4材の脚とキャスター脚を連結する金具
この金具を左右2つずつ利用して、2x4材をT字に固定しています。サイズ画2x4材に合わせてあるので、簡単にがっちり連結できました。ぐらつきもなくお勧めです。
- 購入先はこちら → 2×4金具 黒 垂れ止め金具 [4個]
以上となります。
当店のように縫製業で糸の管理をする場合の参考になれば幸いです。